2005年3月5日(土)〜6日(日)
L長南・増田・守屋(ゼフィルス)
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金曜夜、関東平野を東北道へ向かう車は何度か降雪地帯を通過した。やはり今週末は予報通り雪なのだろうか。今年は深いラッセルの山行が多く多少うんざりした気分になる。
土曜朝、桧枝岐に入り登山道に続く林道を行く。先行者がいるらしくトレースを使わせてもらう。時折、雪は散らつくが天候はそれほど荒れないようだ。登山道を離れ沢沿いを尾根まであがれば緩やかな登りになりブナ林も美しくなる。ブナとダケカンバが針葉樹に変わるころには青空も雲の合間に見え隠れする。樹林帯を越えたあたりで下ってくる単独1名、2人パーティとすれ違う。どうやらこれでこの広大な景色は我々だけのものとなったようだ。風を避けるため駒ノ小屋下の樹林帯にテン場を求める。天候は快復に向かっているようだ。
日曜。東に開けた斜面に張ったテントから日の出が望めた。快晴だ。朝の斜めからの光が雪面に柔らかなうねりを映しだす。稜線は少々風があるが快適そのものだ。晴れ上がった空のもと駒ヶ岳からは奥利根から只見、毛猛、会越の山々が手に取るように見渡せる。スキー・ルートと沢のルートをしばらく検討する。
駒ヶ岳から中門岳へは無木立のすばらしい牛の背上の稜線が続く。気持ちのいいところだ。中門岳までは行かず、2094mから北東に伸びる尾根を御神楽沢に滑り込む。400mほど滑り降り渡渉点を探り右岸に渡る。御神楽沢はこのあたり完全に雪の下だ。
春山のような陽気の中、大戸沢岳に登りなおす。御神楽沢を挟んだ対岸には滑り降りた尾根が望め、我々のシュプールがくっきりと見える。そういうものを眺めるのもなかなか気分のいいものである。
嫁郷へ下る尾根を1600mくらいまで下り、そこから先ほどのトレースが下っている桑場小沢の右岸をゆっくりと沢に向けて滑り降り、下大戸沢の広い沢筋を滑り国道に出る。1200mを1時間半で下ってきたようだ。
バスで桧枝岐までもどると守屋さんの車のフロントガラスにダンボールの切れ端が挟んであった。
『沼ちゃん参上!! 山に行ってきます』
なかなかユニークな方のようだ。それにしてもトレースを見て誰だかわかってしまう守屋さんにも驚きである。
いつものように燧の湯に入り、開山でそばを喰って帰路についた。久々の会心の山行であった。魅惑的なルートを作ってくれた守屋さんに感謝である。(記:長南)
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ブナとダケカンバが針葉樹に変わるころには青空も雲の合間に見え隠れする
今日は快晴だ
中門岳へは無木立のすばらしい牛の背上の稜線が続く
御神楽沢源頭で渡渉点を探す |
<コースタイム>
5日 曇時々晴 駒ヶ岳登山口9:25−14:10駒ノ小屋直下テン場
6日 快晴 テン場7:40−8:00駒ヶ岳−8:30中門岳8:45−9:10御神楽沢1700m付近−9:30渡渉点−11:50大戸沢岳−13:15国道
<1/25,000地形図>
桧枝岐・会津駒ヶ岳