2002年7月20日(土)〜21日(日)
L長南・佐藤
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なぜか何度計画しても流れてしまう山行というものがある。今回の山行はそんな計画がやっと実現された山行だった。
私も佐藤さんもお互いに何回も計画していたが、近場でもあるし是が非でも行きたいというものでもなかったのが、ここまで遂行されなかった最大の理由だったようだ。
人が訪れることの稀な山域で育った山ヤにとって、東京近郊の山は渇きをさらにおぼえるだけの不毛な対象になりつつあり、いつしか北の山域を貪るようになり、道をはずれ沢と雪山のウェイトが増えていき沢ヤが一丁出来あがり。アルピニズムと端から無縁な山ヤは今日も訪れるものの稀な山へと通うのである。
そもそもこの計画は毎回秋に計画していた。なぜか?ひとつは雪渓、もうひとつはヒルである。数年前はポロポロ程度だったらしいが、今年は紀伊半島に負けないぐらいの数がいた。
谷川温泉からの登山道。それも牛首までの区間のヒルは増殖しているようである。小走りに走り、日向か小沢にかかる橋の上でチェックしてみるとお互いに3-5匹吸い付いている。牛首の手前あたりまで5-6回チェックをくり返したが毎回そのくらい吸い付いていた。
牛首の先から沢沿いに進み二股をわけて本谷を行くが、猛暑のため、すぐにヘタッテしまう。
マエノナメ沢あたりまでは平凡な渓相だが、このあたりから沢はV字になり雪渓が現れはじめる。右岸左岸ともに登れない雪渓が出てきて、暗い中を左岸の支枝の薄明かりをたよりに潜り出てみるが、そこからも雪渓の上には登れず、その先の真中に穴の開いた薄い雪渓を距離が短いのを根拠に潜り抜ける。イヤのもである。
沢はその先、高度をあげ詰めあがっていくように見える。なんだか地形図と違うな、と思って進むと右から豪快にオクノナメ沢と本谷が途中で滝を合わせて流れ落ちている。これが大滝か、Y字状とも言われているが、今回はH字状である。30m、途中2段くらい明確な段差がある。
水量は減り、連滝帯を過ぎると二股になる。地形図上、微妙な個所である。沢床は右が低い。水量は3:1で左。ここまで来れば同じだろうと、水量の多い左を採ったが、途中豊富な涌き水があり、多い水量のわけがわかったころには右の沢筋がはっきり認められるくらいに追い上げられていた。
鞍部の位置は確認できているので、小出俣山の北面をトラバース気味に登りながらヤブを漕ぐ。2時間ほどで鞍部にでる。19時だが、まだ薄明かりなので赤谷側に下る。特に何もなく、25分くらいで赤谷本流に出て、対岸の河原をテン場とする。
翌朝は、朝から焚き火をつけ飯を炊いてゆっくりとする。下ってドウドウセンを見に行くがその上の小さなゴルジュと出口の滝に阻まれ見れなかった。
赤谷源流部は地形図通りの明るく穏やかな渓相だが、一ヶ所ゴルジュがあり小さなトロ場や滝があるが楽しく通過できる。
二股を左に入り、ナメ、小滝、雪渓と小粒ながら楽しく進むと笹がカブってきて右岸草原状のところから上がり藪に突っ込み、これから笹薮詰めかと思ったら3-4m先で佐藤さんが登山道に出たとのコール。あっけない詰めであった。(記:長南)
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二又手前で沢に降りる
ゴーロ帯を過ぎると沢は涼しげな渓相になる
沢はV字に、そして雪渓が...
潜り抜けた先は...穴の開いた雪渓
大滝30m
赤谷川の源流部
流れはどこまでも穏やか
二股付近の草原
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<<コースタイム>>
7/20(土)晴 谷川温泉8:55-10:15二股10:50-11:15鷹ノ巣沢出合-12:30川棚沢出合12:50-13:10マエノナメ沢出合-14:00オクノナメ沢出合(直登から本流まで)14:40-16:00詰めあげた沢の出合16:20-19:00鞍部-19:25赤谷川B.P.
7/21(日)曇り B.P.9:20-10:20屈曲部10:25-11:20二股11:40-13:15登山道