[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック

朝日連峰:八久和川丸森沢〜同カクネ沢左俣下降〜八久和川本流

2001年8月11日 (土) 〜15日 (水)
L佐藤、松ノ舎、関


落合からジャンボタクシーで長南パーティとともに八久和川のブドウ沢手前の林道終点 (橋が落ちている) まで入る。料金は以外に安く、 9,990円だった。

林道終点から、山道を進み、スズクラ沢 (地形図上はムカゲ沢) へ。さすがに4泊分の荷物は重く、傾斜が出ると、なかなかしんどい。久しぶりにこの山道を通ったが、かつてあった途中のガレ場は、今はもう木立が繁っており、高巻く必要は無くなっていた。ここで昼食後、長南パーティと分かれ、本流に下る。八久和川には何度も来ているが、水量は今年が一番少ない。ここの渡渉も易しかったので、難なく丸森沢まで本流を行けると思ったが、丸森沢出合手前の圧縮したゴルジュが通過できない。やむなく、一度山道に登り、懸垂でゴルジュの向こうに降りると出合の対岸である。丸森沢に岩魚がいないと酒の肴に困るので、少々釣りをした後、沢に入る。

出合のナメ滝と続く3m滝は難なく越すが、狭いゴルジュにかかった3m滝は、右壁の端を空身で登り荷上げで越す。このゴルジュの出口の2mCS滝も空身で右壁を登ると、残置したロープが掛かっており、降りるのに利用できるものの、荷上げとなる。出合から僅かな距離で1時間も掛かっており、この先も手間取ると上流の開けた所まで行けず、テン場が無いと困るので、薪のある適当な川原で泊まる。本流で釣った岩魚はバター焼きで酒の肴とし、ビール2本と焼酎少々で私は早々に就寝。

翌12日は、いつもながら遅い出発である。すぐにゴルジュとなり釜を持った3m程の連瀑となる。上のナメ滝は、水勢の強い中に足場があるのだが、慣れない人は勢いに負け釜の中へ。笑って見ていたら、本人は水を飲んでしまい、溺れそうだったとのこと。次のゴルジュを越すと沢は開け、穏やかな流れが二又まで続く。地形図上は右が本流のようだが、水量は左が2倍である。右俣に入るとすぐに左から沢が2本入る。地形図で確認し2本目に入ると2段11m滝。これは右壁を難なく越し、次の6m滝も左から登るが、次の20m滝が登れず少し戻って尾根に取りつき、大きく高巻く。以降は、両岸が狭く草付やゴルジュもあるが大した問題もなく、最後は急なザレから樹林を少々で 850mの稜線に出る。

カクネ沢へは、少し左にトラバースしながら下降する。沢床に降りると直ぐに水が出てきて、ナメの多い沢となる。右から沢を入れると、これまたすぐに本流に出合い、昼食とする。右俣の出合までは滝は僅か3つで、いずれもクライムダウンできた。右俣はかつて下降しているし、出合からは滝も無かったと思っていたら、出合下に8mナメ滝と6m滝が続き、2人に怒られてしまった。20年前の記憶はいい加減なものだった。なおも下降し5m滝を越すと、さすがに何もなく、山道まではすぐだった。八久和川本流は見るだけにしてもらい、山道を上流に進む。途中に不明瞭な所もあるがカクネ小屋跡の先まで行き、泥壁のカレ沢を本流に降りた。今日は栃ノ木沢手前まで進む予定だが、疲れているようでもあり、長沢出合で泊まる。ここは快適なテント場で、私も数回泊まっている所だ。薪を集めた後、刺し身が食べたいという要望に応えるべく、釣りに行く。結果は、何とか刺し身サイズを1匹とバター焼き用1匹で、面目を保つ。

13日は本流を遡行する。今年は水量が少なく、渡渉にザイルは全く使わずに済む。栃ノ木沢出合手前の渡渉も腹までだし、石滝も楽に渡渉できたし、巻き道を使ったので泳いだ所はなかった。なお、関さんには「へつり」の実践をたくさんしていただいた。この日は平七沢出合で泊まる。

14日はゆっくり起き、ゆっくりの出発。明光沢も偵察してから岩屋沢出合へ。ここから25年ぶりにタブーを犯し、きつい登山道を登った。明光山までは、やや不明瞭で急登が多く、2時間近くもかかった。岩屋沢出合からオツボ峰までは、登山地図では2時間30分のコースタイムだが、1時間も余計に掛かってしまった。ここから大鳥池まではコースタイムより短く、1時間強で降り、トランシバーで聞いていた注文の缶ビール13本を買い、1本飲んでから集中場所の東沢に向かった。(記:佐藤)



《コースタイム》
8/11 林道終点(11:00) →スズクラ沢(12:40〜13:20)→丸森沢出合(14:45〜15:30)→泊場(16:40)
8/12 泊場(7:30)→二又(9:35)→稜線(12:15〜12:30)→カクネ沢左俣奥の二又(13:00〜13:40)→右俣出合(14:15) →八久和川本流出合(15:30〜15:45)→長沢出合(16:30)
8/13 泊場(7:00)→栃ノ木沢出合(8:40〜9:00) →小国沢出合(9:45 〜10:00)→小赤沢出合(10:55〜11:15)→茶畑沢出合(11:55〜13:15)→平七沢出合(16:15)
8/14 泊場(8:30)→明光沢出合(9:05〜9:45) →岩屋沢出合(10:10〜11:00)→明光山(12:55〜13:25)→オツボ峰(15:30〜15:45)→大鳥小屋(16:55〜17:30)→東沢出合(18:00)


《感想》

途中、何度もこう思った。―――私は本当に、夏合宿に来てよかったのか?
歩けば遅れる、登れない、降りられない、何回同じ事を言われても出来ない・・・。
行程が遅れて、戸立沢に行けず、エスケープルートで歩かなくもいい登山道を歩く羽目になったのも、私が遅いからで、佐藤さん、松之舎さんに迷惑をかけてしまった。(すみませんでした。)
こんな力不足の私が、夏合宿に参加してもよかったのか。本当はもっと慣れてから参加すべきではなかったのか。ついていけない悔しさと、迷惑をかけているという事への自己嫌悪。(こんな思いは、高校の部活の練習の時以来!?)「こわい〜」だの「すべる〜」だの「ぎゃぁぎゃぁわぁわぁ」騒いでいたのも情けない。
夏合宿の事を思い出そうとすると、そういう事しか思い出せない。八久和の美しさや、あの小さなかわいい花の記憶の何処へ行ってしまったのだろう。確かに見たはずなのに・・・。こうなったら、もう一度、行かなければ気がすまない。もちろん、次回は、今回のような思いをしないように鍛えていかなければ。
次回目標―――八久和の美しさを愛でる余裕のある山行にする。(記:関)