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今夜の番組チェック

焼石岳 尿前沢

1999年9月4日(土)〜9月5日(日)
L長南、西、増田、森下


尿前と書いて「しとまえ」と読む。何でこんな名前が付いたのだろう、地名は難しい。しかし地名とは違って、実に美しい沢であった。晴天にも恵まれ充実した沢登りができた。

前夜、池袋発の花巻行き夜行バスに乗り込む。出発までのひとときを居酒屋で過ごした長南さんと西さんは既に上機嫌で、あっという間に寝てしまった。
JR水沢駅前でバスを降りてタクシーで中沼登山口へ。林道奥の駐車場まで車で行けるため、焼石岳に登るにはアプローチが非常に短い。ここから地図では「廃道」となっている道をを尿前沢までたどったが、立派な道で40分ほどで沢に出合った。

出合いからすぐ上に早速滝が見える。近づくと7〜8mの滝で水流を勢いよく飛ばしている。 快晴で気温は高く絶好の沢日和。ここを右から越えると左にハタシロ沢を分け、すぐにまた左にフロ沢を分ける。
次の二俣は右が万円沢、左がめざす尿前沢で6mの滝で出合っている。ここを西さんのリードで直登するとゴルジュが始まる。
出合いからこのあたりまでは、セメントを吹き付けたような岩肌で水もなんだか濁っている。

10mの滝は右の登り口にボルトがあったが、上部のトラバースが嫌らしそうなので、戻ってその上の3mの滝と一緒に左から巻く。
次の12m滝は右から巻いたが棚状になっており、右に踏み跡があった。続く2段25mの滝は右から高巻くが、最初の1〜2歩が腕力登はんとなる。左にトラバースして下りは緩い草付き斜面を草を掴んで下り、ゴルジュを抜けた。ここでしばし昼食休憩。

4連瀑を快調に越えるとそこからナメが始まる。
沢幅いっぱいに広がったナメが煌めきながら流れている。
滝を越えるとその上がまたナメまたその上もナメ………初めて見る別世界のようなナメめの美しさだ。
10mの滝は一見右から行けそうだが落ち口が緩い円弧でホールドがなく無理そう。左を西さんリードで微妙なバランスで越えた。その上がまたナメ。
ナメの行く手に二俣あり。右は釜を持つ数段の滝を連ね、左は15mのスラブ滝となっている。目指すは左だが一見して登れそうもない。右俣から入ってどこかで左へ高巻くか。しかし見たところ取り付いて高巻けるような角度の壁ではない。右の壁に取り付いてみたところで多分大高巻きになる。
結局は左のスラブをよじ登って滝の落ち口を越えるのが正解。長南さんリードで中段まで登り、滝の落ち口は西さんトップで越えた。

ここからはテン場を捜しながらの遡行となるが、あまりいい所がない。左から小沢を合わせた上に台地状の所を見つけてタープを張った。
焚き火と宴会の場所はナメを挟んだ対岸であり、かつ薪がいまいち少ないという恵まれない条件では合ったが、森下さんのおいしい食事と今日の沢のすばらしさに会話は弾み、記憶がなくなるまで酒を飲んでしまった。
最後は真っ暗な中、這うようにしてナメを渡渉して眠りについた。朝方、隣で寝ていた森下さんに押し出されそうになり、「あっち行け、この野郎。」と言って彼女を押し戻した人がいたようですが、記憶にございません。

翌日もまたいい天気。最近ついている。8mの滝は西さんが直登、私は右から小さく巻いた。 最近、西さんは直登能力が急に向上したようだ。滝を越えたあたりから次第にゴーロ状となり、傾斜のないちょろちょろの流れとなる。
両岸からのボサがうるさくなってきた頃登山道に出合う。高原状になって焼石岳の眺めがいい。長時間休憩して下山の途についた。

ツボ沼登山口に降りて国道を中沼登山口の分岐まで歩き、そこでタクシーを呼んで「ひめかゆ温泉」にはいる。そこからまたタクシーでJR水沢江差駅まで行き、新幹線で帰った。(記;増田)

ナメがはじまる

どこまでも続く

天国だ

夫婦の滝で一旦は終わるが...

ナメは続く

お花畑を流れる

源頭部の滝はほとんど登れるし巻きも容易だ

源頭部も綺麗だ

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≪コースタイム≫
9/4 中沼登山口(7:30)〜入渓点(8:10)〜ゴルジュの入口(8:50)〜ゴルジュの出口 (12:30)〜二俣(14:30)〜テン場(16:00)
9/5 テン場(8:45)〜登山道(10:40)