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武尊周辺 片品川支流 塗川西俣沢

1998年6月20日(土)
L宗像・増田


前夜、雨の中を土樽の駅に到着し、誰もいない駅で少し飲んで寝た。予報では土曜日はいい天気になるとのことだったので、それを期待しながら。
しかし、朝起きると雨は降り続いていた。今シーズン「雨男」と言われている私にとってはさして珍しいことでもないが、宗像さんは雨の中の沢登りはどうもイヤみたいだ。自宅に電話して東京は晴れだとのことなので、群馬県側に場所を変えることとし、武尊牧場周辺の西俣沢に行くことにした。
しかし、群馬県側も平地は晴れていたが、武尊牧場まで行くと雨だった。ここまで来たら仕方がないので、あきらめて雨の中を出発する。堰堤を横断し、入渓点までは沢沿いの林道を歩く。入渓してすぐに小滝の続く渓相となる。しばらく行くと両岸に石垣で作った突堤のようなものがあり、昔は橋が架かっていたようだが、今は橋はなく、道も定かではない。そのあたりからはしばらく小滝を持つ黒っぽい岩畳が続く。
その渓相が切れると、両側から樹林がかぶるゴーロ歩きとなる。中だるみである。途中右岸の崩壊地後に宗像さんがウドとフキを見つけ、しばしおみやげ採りに没頭。だらだらとしたゴーロ帯が続いたままシロビレ沢出合の二俣で昼食休憩とした。相変わらず小雨が降っている。
昼食後25分ぐらい登ったところで釣り師と遭遇。遅々として進まず、しびれを切らす。やっと魚止めの滝手前で追い越すことができた。魚止めの滝(4m)は右岸より巻いた。ここからは2m〜4mの小滝が連続する。奥の二俣を越えると滑滝があり、急にゴルジュ帯となる。幅が狭まり、奥にCSトイ状2段6mの滝。これは登れそうもなく、右岸を巻く。結構大きな高巻きとなり、時間も迫ってきて少し焦る。沢床へ降りた後は再びナメの連続。次第に両岸から樹木や倒木がかぶり水も枯れたので、右側に上がる。最後は20分〜25分ほど笹藪を漕いで登山道に出る。
時間を気にしながら登山道を駈け下る。避難小屋には登山者が二人いた。武尊牧場のあたりまで降りてくると雲が切れ、遠くの景色もよく見えた。日光白根〜皇海山あたりは良く晴れている。振り返ると穂高方面はやはり雲の中であった。雨の中、急遽目的地を変更した割にはなかなか面白い沢だった。(記:増田)


《コースタイム》
武尊牧場駐車場(9:25)〜 入渓(9:40)〜シロビレ沢出合 (11:50〜12:25)〜 稜線(15:10)〜登山道 (15:35) 〜武尊避難小屋 (16:35) 〜 武尊牧場(17:20) 〜 武尊牧場駐車場(18:10)