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今夜の番組チェック

奥秩父・大血川西谷石楠花沢右俣

1997年7月27日(日)
L浅井・西・増田・横尾


当初は中ア・中田切川本谷の予定であったのが、台風のため予定を変更しての日帰り山行となった。私としては『アルプス』と名の付くところには行ったことがなかったので楽しみにしており、また夏合宿前最後の泊まり山行であっただけに非常に残念であった。
8:00西武池袋線高麗駅に集合し、横尾さんの車で入渓点へ向かう.天気は台風一過の快晴。暑くなりそうだ。国道140号線を秩父湖方面に向かい、太陽寺入り口から大血川林道へ入る。大血川渓流観光釣場を過ぎ、林道がへアピン状にUターンするところに車を止めた。ここで支度をし、10:00出発。鉄橋を幾つか越え、貯水槽のある堰堤を越えたところから沢に入った。
入渓してしぱらくは苔むしたゴ一ロが続く。最近、那須、尾瀬、上越と明るく開けた沢が続いていた私にとって、久しぷりのちよっと暗めの沢である。入渓して20分ほどで白岩沢出合、さらに10分ほどで石楠花沢の二俣に着く。右俣に入ってすぐに10m3段の滝。滝の右側のルンゼ状の所を浅井さんがトッブで登り、後続はザイルを出して貰う。
しぱらく行くと目の前に大滝がド一ンと現れる。迷うことなくこれは高巻きであろうと思っていると、浅井さんはやおら水線を外れた滝の左側を直登し始めた。きっと偵察だなと思っていろと、中段でピッチを切ってこっちに手招きをしている。
「えっ?登るの?。」戸惑いながらも、ホールドのしっかりしている岩壁を全員が中段のテラスまで登った。そこから上はザイルを出してトップ浅井、西、増田、横尾の順で登る。最初の一歩が出にくいが後は問題なく登れる。「高巻けぱ簡単な所でも、ルー卜の選び方によってはより困難なおもしろい登り方を味わえる。」という浅井さんらしい一言で締めくくった。
12:20大岩の被った3mの滝。右側のスラブ状の岩を残置シュリンゲを利用して登ろうとしていた西さんが、シュリンゲがすっぽ抜けたために3m下の釜に滑り落ちてしまった。岩が滑りやすかったためにシュリンゲに全体重をかけるような形になったらしい。残置物に全幅の信頼を置くべきではなく、あくまでバランスを取るための補助程度に留めるべきだとの教訓を新たにした。結局左奥の岩の隙間から、突っ
張りで上に抜けた。
西さんはこの滑落で右足首を捻挫し、以後の遡行を断念せざるを得なくなった。適当なところでテーピングによる応急処置を施し、ついでに昼食とした。
西さん一人残して残り3人でもう少し上までピス卜ンすることとし、「必ず帰ってきてね。」という西さんの言葉を背に聞きながら再び遡行を開始。しぱらくゴーロが続くが、そのうち狭いゴルジュに小滝が連続してかかるようになる。口々に「いいねー。」「西さんは残念だねー。」という言葉が出てくる。
2段15mの滝は右岸を巻く。楽しいゴルジュはこのあたりまでで再びゴ―ロとなる。やがてガレてきて伏流となった当たりで遡行打ち切りとした(1500m付近)。下降を開始し、16:30西さんと合流。西さんは痛い足を庇いながらで辛そうであったが、自力で歩くことができて幸いであった。大滝は右岸に踏み跡があり、問題なく下降できた。18:30入渓点に帰着。(記:増田)

《コ-スタイム》
林道発(10:OO)〜入渓点(10:10)〜白岩沢出合(10:20)〜二俣(10:30)〜大滝(10:55〜12:10)〜昼食(12:40〜13:10)〜遡行終了(14:20)〜大滝上(16:30)〜入渓点(18:30)