1997年5月17日〜18日
L西・増田・満田・中山・中野
金曜の夜、駐車場にテントをはってささやかな宴。
土曜はのんびりとアプローチ。滝やゴルジュのたびに寄り道。これではヤゲンの滝にいけないよと思っていたらやっぱり行けなかった。
5月の東沢は美しい花が歓迎してくれた。ツツジ・シャクナゲ・ムシカリ...。先週から始まった山の花教室で、私は物覚えの悪い人を責められなくなった。別に責めたこともないけど...。
西のナメは流れる滑り台。何年か前はここでさえも泳げたのに。楽しそうなみんなの笑顔が、懐かしい。風景と混ざりあい私の東沢はその姿をかえる。
千畳のナメでみんな笑った。まるで子どものように...。全身ずぶぬれになってそして祈った。時間よ止まれ...。
釜の沢出合の夜は石焼き肉でもりあがる。静かに揺れている炎が、皆に山を語らせる。想いはひとそれぞれ。大切なことは、互いを認めあうこと...。
僕の山を楽しくしてくれるのは、目の前にいる仲間たちだと信じたい...。
そして日曜は朝5時起床。のんびりと準備をして釜の沢に入る。魚とめの滝は以前は倒木を利用して越えたが、今は左から簡単に越えられる。少し埋まったのか。千畳のナメはいつ来ても心がなごむ。ナメを楽しんでいるといつしか、両門の滝につく。ここから西俣へ入る。大系などみると、まず東俣に入って尾根を越えて西俣へ入っているが、今は西俣右岸に薄いトレースあり、滝の落ち口へ容易に抜けることができる。
ここからは思いがけず美しいナメが続く。今回は遡行図がないためひとつひとつの変化が楽しい。長いナメが終わるとゴーロになる。西俣で幕営するならここまでくると適地がでてくる。二俣は下降を考えて左俣へ入る。伏流となり、沢も終わりかと思っているとそうではなく再び水流が出てくるとナメ滝が続くようになる。三俣状になり、中央を行くと6mの滝でこの滝はザイルを使い右から越える。妙に水が冷たかった。
滝の上もナメやナメ滝が続き楽しい。上部は結構枝沢が入ってくるが基本的には水量の多い方を選ぶ。逍遥の人たちは、みな地図をよく読む。私などこれまでは、地図などほとんど読まず何となく登ってきただけなので感心する。実際1泊程度の沢なら遡行図だけで歩けるものだと思うが、とりあえず反省する。
滝場が終わりつめに入る前に一服。がれた急斜面は落石注意で慎重に行く。ちょっとしたゴルジュで両岸には逃げられない。だからといって沢筋を行っても最終的にはいきづまりそうで困ったところで、左岸にトラバースできそうな場所をみつけそこから尾根に上がった。やぶもなくすぐに登山道にでた。
下降は少し道を下って、信州沢の右俣に入る。苔むした原生林でナメラ沢の源頭を思わせるが、倒木が多くうっとおしい。とても登りにはむかない沢だ。ほとんど何もない沢をひたすら下ると、二俣につく。
ここから金山沢の出合までは、ほとんどが美しいナメや釜で構成されとても楽しいところだ。 金山沢も下部はナメが美しいという。釜の沢の千畳のナメといいこのあたりにはそのような地盤があるのだろうか。
テン場まで戻り、荷物をかたずけて昨日歩いた道をひたすら下る。西沢山荘の前で着替えていたら鶏冠谷を登った宗像パーティが現れる。一緒に風呂に入って食事して中央高速にのった。
釜の沢の西俣は予想よりはるかに楽しい沢だった。ひとつひとつの滝は東俣に美しい滝が多いが、東俣はどうしてもゴーロの中に点在しているという印象があり、西俣の方が私の好みにはあう。次は西俣の右俣から甲武信に登ってみたい。どうでもいいことだが、これが私の150本目の沢だったらしい。(記:中野)
西隊長の感想
自分が沢をやりたいと思う様になったのがこの釜の沢だった。思いいれのある沢なので早く行きたいと思っていたがなかなか実現できなかった。今回強力な四人の参加者が得られ先ずはメンバーの皆さんに感謝、感謝!!
山行一日目は釜の沢出合までとしたため、非常に楽な行程だった。ミツバムラサキツツジ(名前は満田さんに聞いた)の咲き乱れる景色をみれば立ち止まり、ホラノ貝のゴルジュに出会えば写真を撮り、ナメ滝をみれば休憩といった具合で沢の楽しさ・美しさを思う存分堪能できた。
自分は沢の中にいる事自体が好きで沢のぼりをやっているのだと改めて感じた次第です。ですけどあまり大きな声で言えない事もあります。詳しくはメンバーからこっそり聞いて下さい。今年はリーダ会の承認が得られる限り自分で積極的に山行を組んでみたいと思っています。
釜の沢お遊び山行の感想(記:増田)
道草を食いながら歩き、1時にテン場について2時からビールを飲むなんて、やってはいけないような、でもいつかはやりたかった、そんな山行がついに実現した。千畳のナメにおいては皆、ナメ滝の滑走(滑落?)ごっこに夢中になってしまった。口火を切ったのは、最近頭のねじが2〜3本切れたとの噂が高い満田さん。彼女がツルツルッと滑り始めたものだからみんな狂ったように、童心に帰ってこの禁断の遊びに熱中し始めた。そこへ中山君がわざわざテン場から銀マットを持ってきて尻に敷いて滑り始めたものだから止まらなくなった。満田さんはジャージのお尻に穴があいてしまったそうだ。
リーダー兼食当の西さんの奮闘で、食事も非常に充実したものでした。そーめん、肉の味噌漬け石板焼き(斉藤さんにも感謝)、トマトソース味の炒め物などなど。たまにはこういうのもいいな。