[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック

奥多摩川乗谷逆川

1997年4月12日(土)
L宗像・松江・蔵前・満田・増田・中山・山本・横尾


 9:20奥多摩駅集合。一人来ない。その人の名は山本嬢。波瀾万丈の遡行の幕開けであった。バスの時間が迫っており、宗像リーダーは気が気ではない。結局、宗像さん一人を残して我々は先にバスで川乗り橋へと向かうことになった。川乗り橋のバス停で待っていると、宗像さんが自家用車(下山予定の鳩ノ巣駅にデポしてあった)で現れ、山本さんは南部線のトラブルで遅れて到着するため、これから奥多摩まで迎えに行くとのこと。我々は先に入渓点を目ざして出発した。
 本日快晴。絶好の沢登り日和である。新緑の若葉に山ツツジのピンクが映えてきれいだ。40分ほどの林道歩きで入渓点そばの橋に到着。宗像さん・山本さんも到着し、松江さんも合流してめでたく全員集合。沢への下降に若干迷ったが、11:00入渓点に下降して支度を始めた。
 新人の山本さんのハーネスは新品のピカピカで初々しい。締め方を手取り足取り教えて貰っている(ワシの時はこんなに親切やなかったのー)。蔵前さんも新品のウェディングシューズであった。中山君はと見ると、今まではいていたぼろジャージを脱いで、さらにぼろぼろのジャージに履き替えている。今まで履いていたジャージは、高校の先輩女子に卒業記念に貰ったもので、彼にとっては外出着なのだそうだ。一同唖然。
 11:30いざ出発。いきなりのF1、二段10mは一段目を中山トップで難なくクリア。新人二人(山本、横尾)には念のためザイルを出すが、問題なし。二段目は松江氏がトップで登り、後はザイルを出して貰って、プルージックや確保で登る。久しぶりに松江さんの「華麗なるムーブ」を見ることができた。沢は半年ぶりだといっていたが、全くブランクを感じさせない。いったい何でこうも違うんだろう。
 しばらくは明るいゴーロが続く。横尾さんは歩き方が安定しており、登はんも全くあぶなげがない。新人にも関わらず、登れる滝は全て直登、逃げの姿勢は見せない頼もしい人だ。やがて釜を持つ小滝が連続してかかるようになる。上部に大岩のある7mの滝、4mトイ状の滝など、へつりあり、直登ありで結構楽しい。中央に流木のかかる3mの滝では、とりつくところが難しそうで全員が右岸を巻く中、一人中山君のみは釜につかり流木を足がかりに直登を試みる。流れ落ちる滝をもろに浴びながら悪戦苦闘の末ついに登ってしまった。それを見ていた私(増田)は「よし、俺も。」とトライするがあえなくドボン。全身ずぶぬれになってしまった。中山君とは復帰後初めての沢であるが、彼の進境著しいのには驚いてしまった。滝という滝を殆どトップで登っていく。
 13:40遅い昼食とする。この調子では川乗り山まで行くことは無理なので、途中林道が横切るところで遡行終了とすることなどが話し合われた。昼食後歩き始めてすぐ、二俣の手前で山本さんが足を滑らせた拍子にどこかに歯をぶつけて、歯がとれてしまった。痛そうである。これ以上遡行を続けることは困難との判断から、宗像さんが彼女を連れて下山することになり、残った6人で遡行を続行した。
 ほどなく最後の大滝。滝上の林道で遡行終了となるため、ここは全員で直登することにした。「トップをやらせて下さい。」若武者中山が果敢に申し出る。松江さんは心配そうに「後戻りはできないよ。」「大丈夫です。」と力強く中山。ランニングビレーを取りながら慎重かつ快調に登った。蔵前さんは濡れてる滝が嫌らしいだのなんだのとぶつぶつ言いながらもプルージックでクリア。私も久しぶりの高度感に少々びびりながらなんとかクリア。横尾さんは確保に引っ張られ気味とは言いながら、私より遥かに速いスピードでクリア。満田さんは巻きたかったようだが、松江さんに登れといわれ嫌々ながらも問題なくクリア。最後の松江さんにはザイルは不要だと思い片付けようとしていたところ、ザイルがいると言っている。しかし結果的には確保者のザイル引き上げが間に合わないほどのスピードで登ってきてしまった。
 こうして全員無事登はんを果たして遡行終了。滝上の林道で二手に分かれ、松江、満田、横尾は入渓点近くの車を置いた所まで、蔵前、中山、増田は鳩ノ巣駅まで向かった。(記:増田)


《コースタイム》
逆川出合(11:30)〜二俣(14:50)〜大滝(15:30)〜大滝上・遡行終了(16:20大滝)〜JR鳩ノ巣駅までは1時間30分程度。