1997年3月9日(日)
L宗像・中野
○水系...名栗川
○地形図...原市場
○天気...晴れ
東京周辺の沢で最も興味のわかなかったのが奥武蔵だった。だからこの山域は今回が初めてであり、何となく楽しみだった。今日入る沢は沢に沿ってふれあいの道という散策道が走っているが有間ダム周辺の沢はダム工事の影響のせいかあまり紹介されてなく、その点でもわくわくするものがあった。
待ち合わせは飯能だったが駅が予想以上に大きく、宗像さんと会うのに時間がかかってしまい最初から出遅れる。出合のそばに車を停めて入渓は11時をまわっていた。堰堤をふたつ越えると3段6mの滝があらわれその奥がゴルジュ状となりいきなりわくわくさせてくれる。最初の滝は簡単だが、小ゴルジュは2mほどだが股まで浸かって滝にとりつく。11時をまわっているのでさすがに暖かくそれほど冷たくはなかった。ここには残置ハーケンがあった。それほど難しいところではないが、きっと優しい人が遡ったのだろうと想像した。
この後も小滝が続き、なかなか楽しめる沢だ。何の情報もなく入ったのでもうけものをしたような気がしてうれしくなってくる。
藤懸沢の手前で藤懸の滝がかかる。4m/5mの2段で下段はホールド細かく左から巻き気味に越え、上段は右から巻くと遊歩道にでる。この滝の上は広場になっていて、全然歩いてないがここで食事とした。
藤懸沢は渇れていて下降する意欲がうせてしまう。この先で地形図上の岩記号帯に入る。立派な岩の門をくぐると天狗の滝と呼ばれる3段の滝で1段目は滝を越えるが、そばに道がついているため2段目以降は巻いてしまった。この先は立派なゴルジュとなるが道がそばにあるため緊張感がまるでない。道が鎖で沢を巻くと白孔雀の滝となり、この滝は8m/3mの2段の滝で美しい。登るのならばロープが欲しいと私は思った。
ここを越えると、沢は荒れてくる。道も沢のすぐそばに下りてきているため、薮をこいでいるとハイカーと目があったりして恥ずかしい。結局ほとんど道を歩いて山道が沢から離れるところまでそのまま進む。ここから、地形図上で藤懸沢方面への道が分岐するが、新しい赤布はあるが道は不明瞭であり実際どこへ行くのかよくわからない。結局この上も平凡で、水もなくなったので適当に歩いて引き返すことになった。たかだか3時間しか行動しなかったが、初めての奥武蔵はそれなりに楽しかったと思う。何と行っても情報の少ないところがいい。また来たい山域である。(記:中野)
コースタイム
鶴見(0800)=飯能(1000/1040)=有間ダム(1100)-出合(1115)-藤懸沢出合(1230/1303)-遡行打ちきり(1350)-出合(1420)